月別アーカイブ: 2010年9月

Googleリーダーのススメ

定期的に見るブログがある方、Googleリーダーを使ってください。便利ですよ。

というのも、毎日更新しているわけでもないこのブログに両親が毎日アクセスしているのが不憫すぎるから。これを使えばいちいちサイトにアクセスすることなく、更新したときにだけ見に来ることが可能になりますよ。

設定方法は勝間和代さんのこのページがわかりやすい。↓
3分で設定できる 超カンタンRSSリーダー解説

私のリーダーはこんな感じ。


くどいながら使い方をもう一度書くと、好きなブログを「登録フィードに追加」で追加しておく。そして日常的にGoogle リーダーにアクセスする。Googleアカウントは取得しておいて損はないし、「自動的にログイン」にチェックしておけば楽ちん。更新されたブログだけがGoogleリーダーの「ホーム」に太字表示されるので、そこから読めばよいというわけです。
これのおかげで宇多田光のブログでの休業宣告をYahooニュースより早く知ることができた(プチ自慢)
ブログやtwitterなどソーシャルメディアによって、有名人・芸能人と一般人の間にいたメディアの存在意義がなくなってきたなーと感じます、ほんと。

最初の設定は面倒だろうけど、毎日無駄にアクセスする手間がなくなるわけだからどうか導入してくださいな。>両親

こんな風に絵の描き方を教わっています

「Introduction to Drawing」(絵画入門)の授業でどんなことをしているかです。
生徒の数は10人弱で週2回、2時間40分と長丁場の授業。担当教授は博士を持ってる教授なのに「Carl(ファーストネーム)で呼んで」と非常に気さく。あご髭を3本おさげにして、ホッブスとカルバンが並んだTシャツを着たりしていてやはり只者ではない。

初回の課題は鉛筆による自画像。学期の最後にまた自画像を描いて比べるとのこと。

本格的な講義の最初のテーマは「正確さ」
2H、2B、4B、6B、8Bの鉛筆を使って、いかに正確に、物があるがままの通り描くかということを約3週間。
写生するものは丸三角四角が組み合わさった二次元の図面に始まり、さまざまな形の物体を重ねた静物画、白黒写真、カラー写真と進んだ。
対象がなんであれこの時点で一番重要なのは正確さで、先生からは「この線を延長するとこの角にぶつかるけど、君のはぶつからない」とか、「このアングル(鉛筆を斜めに傾けながら)は君の場合実際より鋭すぎる」とかコメントをもらってひたすら精密さを目指して鉛筆を走らせるのだった。
あるがままを紙に落とし込むのは本当に難しくて、物体それぞれの辺の長さの割合・曲線の反り方が少しでもずれると全体でどこかの割合が歪んでいる。
きっちり見たままのスケッチをストイックに求められた3週間の後半部分は正直クラスメートも息切れしていて「全然クリエイティブじゃない」という声も聞かれた。

次にやったのはblind contour drawing(ブラインド・コントゥール・ドローイング法)という描き方。
手元のスケッチブックを見ずに、対象物の輪郭を目で追いかけながら、あくまで下は見ずに線で描く方法。描いてる絵を見ないので、歪む、曲がる、狂う。
でもこれが、手元を見ながら描いていたら自分では絶対に描けないような絵がいつの間にかできあがっているのですごくおもしろかった。自分にこんな絵が描けたんだ、という新鮮な気持ちになった。
どんな絵になるかというと、Googleさんに聞いたらこんな感じ
こう、自由な感じで面白い絵でしょう。

そして今はvalue(明度)にフォーカスを置いています。
例えば、林檎の絵を描いてと言われたら人は普通線で林檎と周りの空間の境界を分けるけれども、現実にはそういった線は存在しない。それを表現するということです。
空間と物体のコントラストを表現することによって、二次元の紙の上にいかに立体を作り出すか、ということを練習している。
奥にある静物に片側から強いライトをあてて写生する。

こうして初回から今まで、平面の精密度と奥ゆきのもたせ方にそれぞれフォーカスしてきたことを思い返してみると、前に習ったことを取り入れて次のステップに進んでいるのがわかる。
今週からは木炭を使い始めた。初めて使ったけれど、鉛筆とは全然違う使い心地だった。

たまたまなのだがこの感性磨かれるアートクラスとロジカル重視のビジネスの授業が同じ曜日。どちらも課題が多くて大変だけれど、脳みそをバランス良く使ってる気がして自己満足度が高いのであった。

牛とひき肉の間 – Food, Inc.を観て

常々誰かがやってくれている「牛」と「ひき肉」の越境作業には興味があった。
生き物から食べ物になるまでの過程を実感したいと思っていたので、初めて丸鶏を前にしたとき、既に内臓が除去されていたにも関わらず、なんだかとんでもないことをしているような衝撃を受けたのを覚えてる。

そこで「Food, Inc.」というアメリカの食品業界についてのドキュメンタリー。

普段私たちが口にしているものがどのようにして生産され、消費者の元に届けられているのか――。食の市場を司る企業の実態、人間都合で歪められた食の事情、突き詰めれば人間の健康に関わる問題へと発展するこの状況に警鐘を鳴らしている。(紹介文より)

 
 
 
 
 
 

 
 
もはや「食の安全」に収まる話ではなく、アメリカの食品産業のあり方が中央官庁と大企業との癒着、大企業のゆき過ぎた利益追求主義、移民問題、肥満など多くの社会問題につながっていることを俯瞰できる。
思考停止して安いものを買い続けることはその行為自体が社会に対するひとつの意思表示になってしまうということを痛感した。以下は衝撃的だった場面。

  • より多くの胸肉を得るため、鶏は20年前と比べて驚異的な早さで成長し、巨大に。コンテナーで詰め込まれて一生太陽にあたることなく育てられ屠殺を待つ。牛も同様。ホルモンによって肥大した自分の体を持ち上げることができない鶏の映像…。
  • 鶏を飼育する業者は1棟のコンテナーを購入するために$280,000(約240万)を銀行から借りる。精肉会社との契約では農家側は全く主導権がなく、施設増備を求められれば応じるしかない。そして更にローンを積まされ、利益を保つために低収入の移民(メキシコ人)が雇うことになる。
  • 安価なとうもろこしと大豆、遺伝子組換え済がスーパーにある9割の食品に含まれている。牛は牧草ではなく安価なとうもろこしが主な肥料。High fructose corn syrup、これは異性化糖のことで、「食品の裏側―みんな大好きな食品添加物 」で悪名高い添加物ブドウ糖果糖液糖を含む物質である。今の状態では口に入れることを避けることはできない…。
  • 低収入、共働きのため料理する暇もお金もないメキシコ人移民一家。$1以上するブロッコリーを1つ買うよりは99cでハンバーガーを食べる。父親、糖尿病のため失明の危機にあるが、医薬品が高すぎて手が出ない。健康なものを食べたいけどファーストフード以外に選択肢がない。2000年以後に生まれた移民の子供の半分が初期糖尿病にかかっている。
  • 食肉工場での仕事はアメリカで最も危険な仕事。そういった仕事につくのは違法移民、ラティーノ(中南米出身の人々の総称)。低賃金低待遇で10年働いた従業員が違法労働で逮捕されるも、さんざん酷使したアメリカ工場側はお咎めなし。
  • 1990年代、NAFTA(北米自由貿易協定)による貿易自由化によりアメリカからメキシコへ安いとうもろこしがなだれ込み、メキシコの農家の経営が壊滅的となった。食品会社Smithfieldは職にあぶれたメキシコ人農民をリクルートし、自社の精肉工場で雇用し始めた。一旦は労働条件が改善したものの、ファーストフード業界の需要が拡大したことによって福利厚生のマージンがなくなり、低賃金、低待遇、危険な仕事となっていった。未だに屠殺向上に従事する多くの労働者は移民であり、怪我、死に至る事故も多い。
  • ベトナム戦争で散布された枯葉剤と同じ成分の除草剤Roundupを製造する化学会社Monsanto。この除草剤に耐久力があるのは同社が特許を持つ遺伝子組み換え大豆のみ。Monsantoは農家を徹底的に調査し同社が販売する大豆以外の大豆を持つ者を特許侵害で訴えている。
  • そこに大豆洗浄業者の男性。洗浄することによってMonsantoの大豆と毎年植えることのできる大豆を分別することができるが、この仕組みは他の農家に特許侵害をけしかけたとされMonsantoから訴えられる。裁判費用だけで$25,000(約212万円)。友人知人がどんどん疎遠に…。
  • 遺伝子組み換えのラベルを貼らなくてよいとする法律が通りかけた(カルフォルニア州)。ブッシュ政権と大企業の癒着、ロビイストによる規制化の圧力が背景。規制するのは他にアメリカ合衆国農務省(United States Department of Agriculture)、アメリカ食品医薬品局 (Food and Drug Administration)。ファーストフードチェーンの多くはカロリー、トランス脂肪酸の表示を拒んでいる。
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    現実なだけに痛ましい以上の場面ばかり…。
    裁判費用だけで$400,000かかった農家の男性の一言が大企業(強者)に完全有利な社会構造を象徴している。

    How can a farmer defend himself against a multinational corporation like Monsanto?
    どうやったらひとりの農民がMonsantoみたいなグローバル大企業を相手どって戦えるのか?

    エリック シュローサー
    草思社
    発売日:2001-08-09

     
     
     
     
     
     
     
     

    ドキュメンタリーにはFirst Food Nationの著者Eric Schlosserが出演している。「Food, Inc.」は残念ながら日本で封切りされてないようだけどFirst Food Nationは邦訳「ファストフードが世界を食いつくす」が出てるのでお勧め。ヒステリックなアンチ本ではないだけに(いや立場は完全にアンチだけど筆者がハンバーガーを美味しく食べてる場面がある)しみじみ怖いなあと思わされた。
    テーマはマクドナルドの誕生に始まり、子供を消費者のターゲットに置いたマックの戦略、牛肉工場で働く労働者の待遇の悪さ(おそらく最低最悪の仕事)と幅広いが、取材や具体的数字を軸にした骨太のドキュメンタリーだ。

    以下は私よりずっと分かりやすく紹介されてる記事↓
    衝撃の映画Food, Inc. フード・インク
    映画『フード・インク』(Food, Inc.)を観た
    私ももっとシンプルに文章が書けるようになりたいのう。

    アメリカ人のよく使うスラング

    タンデムになったJohnさんが自分がよく使うスラングをリストにしてくれた。
    アメリカ人と話していて、聞き取った単語を全部知っているのにも関わらず全体の意味がわからず「?」となる場合、慣用句であることが多い。

    • About time
      ①誰かと一緒に座っていて、「もう行くよ」と立つときに。②レストランで注文した品が来るまでかなり待った場合、(やっと来たよ)というニュアンスで。
    • fuel to the fire
      「火に油を注ぐ」まんま。Don’t add fuel to the fire!
    • insult to injury
      嫌な状況を更に悪化させること。
    • all set
      「準備できた?」と聞かれて「I’m all set!」準備万端だよ!
    • up to no good
      「あんたの旦那が女といるのを酒場で見たよ。怪しいんじゃないの?He is up to no good!」良からぬことを考えてる
    • beat around the bush
      (話を濁して肝心なことを言い出さない相手に対して)「Don’t beat around the bush!」遠まわしに言うのはやめて!
    • get something straight
      「今日はAちゃんに会って~カフェに行って~シカゴに行った話をして~仕事も落ち着いたみたいで~、だから、get something straight, 今度あなたも一緒に会わないかって。」つまり、要するに
    • a close call
      (ゲーセンから出てくる少年二人)「おい、今入って行ったの生活指導の和田じゃないの」「マジで?That was a close call.」危ないところだった。危機一髪だった。
      由来は野球の試合で、アンパイアがきわどい球を判断する「call」からきているそうだ。
    • In bad taste
      (カフェでいちゃいちゃしているカップルを冷たい視線で見つめつつ)「見てあの人たち。They are in bad taste.」相応しい振る舞いをしていない人に対して。
    • keep a low profile
      目立たないように。目をつけられないように。
    • knock on wood
      「テストに受かればいいけど。knock on wood.(グーで側のものを叩きながら)」木をたたくと悪を払い除くことができる、という迷信から生まれた表現。
    • know inside out
      「AKB48のことなら任せてよ。I know AKB48 inside out.」知悉している。
    • money talks
      口ばっかりで実績の無い人に対して突っ込み「その販売計画は本当に実現可能なの?Money talks.」
    • cut to the chase
      (二人の会話)「それで…(ぺらぺら)結局…(ぺらぺら)そしたら…(ぺらぺら)」「それで、結局どうなったの?Cut to the chase!」チェース(追跡)というのはアクション映画の一番のクライマックス。そこまでの過程はカットしていいところを教えてよ、という意味。

    個人的に気に行ったのは迷信から生まれた表現だというknock on wood。UKではtouch woodというらしいが、Wikipediaによると中東から北欧まで世界各国幅広くこの悪運除けの概念と表現が存在するらしい。似たような迷信が隔たった場所にあり、それぞれの言語の表現がある。言葉って本当におもしろいと思う。

    ゲストスピーカーの話#2

    2人目のゲストスピーカーはデジタルマーケティング会社Pyxl社長Josh Phillipsさん。
    若い!若干25か6歳。

    Pyxlは従業員10人、平均年齢25歳の若い会社で、一般的普通の広告会社だった前身から昨年Pyxlとしてリニューアル創立した。

    お客さんが世の中に伝えたいことを効果的に伝える手助けをする、というのがその基軸事業。
    具体的には「オンラインマーケティング」というインターネットを基盤としたメディアを用いる広報技術のプロで、今までにラスベガスのショーthe Consumer Electronics Association (CEA)(音注意), やノックスビルのテニストーナメントthe Knoxville Challengerのサイトを構築し、ブランディング(ブランドを確立)、キャンペーン戦略でブランドイメージを一新する、寄付金の目標金額を達成するなどの結果を残してきた。

    ただの広報ツールの作り手ではなく、目的に合わせた戦略的なサイト構築を得意としている。blogを始めFacebookやtwitter、diggなどソーシャルメディアを広報に利用するのも得意で、クライアントの広報用twitterも管理したりするらしい。
    ちなみにこれからのマーケティングでは、一方的に読まれるだけの受け身のサイトではなく、スマートフォンを前提とした対話式のサイトのノウハウ作りに力を入れていくとのこと。(「2013年まで8割の携帯ユーザーがスマートフォンを使う」というIT分野の調査会社Gartnerの調査結果に基づく)

    以下印象に残った発言。

  • 国際ビジネスを専攻していた大学4年次、卒業後MBAに進もうと考えたもののあまりにMBA所持者が多いので意味を感じずやめてPyxl前身会社で3カ月契約でリサーチャーになった。
  • 好きなことをすればみじめにならない。”Miserable”
  • 何もしないより何かする。”Doing something is better than nothing. “
  • オフィスに閉じこもって仕事をしたくない。”I don’t want to work in a cube!”(キューブとはよくドラマのオフィスシーンで見る、区画ごとに区切られてる空間だと思われ)
  • 一生懸命やることを恐れるな。”Don’t be afraid what you work hard.”
  • さわやかな好青年といった印象で、カリスマや強いリーダーシップを備えてぐいぐい引っ張るというより、誰からも好かれ信用されるタイプ、「Joshがそう言うならいいよ」と言われるタイプだと思った。

    契約締結のときには

    1. Project Transparency(プロジェクトの透明性。何を誰がどこまでするのか明確にする)
    2. Clear ownership(誰にどの責任があるを明確にする)
    3. Easy access to a project representative(プロジェクト責任者へのコンタクトが簡単にできる)

    を重視しているということで、基本といえば基本的なこういうことを浸透させることができるのも誠実な人柄の表れだろうなーと思った。

    あとこれはクラスメイトの質問の聞き方で、さすがアメリカ人だなと思ったのは

    How do you excel so quickly?

    という表現。Excelは「超える」という意味なので「どうやってそんなに早く(他のひとから)抜きんでることができたのですか?」という感じ。
    こういう、自分なら出てこない語彙をさらっと言われると、そのスマートな表現力にあーネイティブだなあと思うわ。

    最初の動詞3つ

    スペイン語は主語によって動詞が変わる言語のひとつなので、この活用がネックの一つだと思う。とはいえヨーロッパの言語は大抵そうなのでこれはもう慣れるしかない。

    主語は私yo、あなたtú、彼・彼女él/ella、私たちnosotros/nosotras、あなたたちvosotros/vosotras、彼ら・彼女らellos/ellasの6つ、よって動詞の活用も6つ。英語しか知らないとうげっと思うけど、語尾の変わり方に規則があるのでひとつの動詞につき6つを一々覚えなければいけないわけではない。この規則にあてはなまらない動詞がいくつかあるのはうげっと思うけど…。
    先生に覚えるように言われた最初の動詞はser(be動詞にあたる)、tener(have)、llamarse(呼ぶ)の3つ。
    最後の「呼ぶ」というのは自分の名前を言うときに使う動詞で、スペイン語ではMy name is ***とは言わないらしい。その代わりMe llamo ***と言うのが普通で、これは直訳すると「私は私を***と呼んでいます」
    意味はわかるけど不思議だ。ドイツ語でheissenという、やはり名前を言う時に使う動詞があるが、こういう英語にない動詞とその使い方というのは外国語をやってておもしろいと思うところだ。

    そしてこのような英語と違う言い回しのひとつに、「~が好きだ」という表現がある。
    スペイン語ではMe gusta ***で直訳すると「私は***が好きだ」
    これも文法的に主語は「私」ではなく「***」の方であること。英語で直訳すると「*** is pleasing to me」となる。素直にLikeという動詞を使わず目的語を主語にして「***を気に入っている」という言い方をさせる動詞がドイツ語にもあって、gefallenという動詞。
    *** gefällt mirで「私は***が気に入っている」のように使う。
    英語はこのように実際は目的語にあたることばを主語にする表現というのが無く、いい意味で単純・明瞭だと思う。

    How are you?の答え方

    登録したのも忘れていたLanguage Exchange Partner(言語交換パートナー)のサイトを通じて、アメリカ人のパートナーができた。
    言語交換パートナーというのは、定期的に会ってお互いの言語を教え合うという相手で、お互いに相手の言語を習いたいというコンセンサスがある以外は普通の友達とあまり変わらない。
    ドイツの大学ではJapanologie(日本学)の学部があったりすると日本語を勉強したい学生がひきもきらないので、私がいた当時日本人留学生は少なくとも1人、多い人は3人のパートナーがいた。ドイツではそういう相手を「タンデムパートナー」と呼んでいた。言語交換というといかにも不器用な訳のままなので「タンデム」の方が私は好きだな。
    メリットは何かというと、非常に少ないながら私にもアメリカ人の友人がぽつぽつ出来始めたけれども改めて色々なことを聞く機会があまりないので、「なんでも聞き合える」というしっかりとした前提があるタンデムはお互いすごく便利。

    新しくできたタンデムは日本語始めて数カ月のJohn、自営業。
    ついこの間日本旅行から帰ってきたばかりの熱がまだ冷めていない様子で、いかに日本が好きかということを興奮気味に語ってくれた。

    前置きが長くなったけれども、そんなJohnさんに最初に聞いたのは、最近つくづく「How are you?」に対する自分の返答が99%「I’m good」なのに飽きていたので他にどういう言い方があるか?ということ。
    返ってきた答えがこちら。

    Good, Yourself
    Can’t Complain
    Not bad, You?
    Good Good, Thanks
    I’m doing well, you?
    Couldn’t be better, Thanks
    I’m ok, How ‘bout you (no “a” in about)…bout
    Hanging in there

    「Can’t Complain」(文句は言えない状況だよ)はなんかこうちょっとかっこいいね。マンネリ脱出だ!
    加えて、

    Like most greetings people really don’t care about how your doing…so don’t complain unless its a friend.Most people don’t want to have deep conversation about how your doing. They don’t care.

    あいさつが大抵そうなように、人は相手がどんな調子なのかは気にしない…だから友達でない限り愚痴らない方がいい。普通みんなそれほど深い会話をしようと思ってない。気にしてない。

    とのこと。うーむ「気にしてない」と言われるとちょっとさみしいけど…。そりゃいきなり重い話をされても困るか。

    大学が求めるアウトプット日米の差

    近くにある大学の講座を聴講し始めて2週間、そろそろ授業にも慣れてきたけれど、こちらの大学のアウトプットの求め具合にはホント驚いた。

    なんといっても課題の量がすごい。私は全部で4つ講座を取っていて、英作文・スペイン語・絵・ビジネスなのだがそれぞれの授業で毎回何かしら課題が出るのは心の底からびっくりした。
    この大学はとりわけエッセイを書かせることで有名らしいので、アメリカの全ての大学に当てはまる法則ではないでだろうが、あくまで「日本の大学」と十把一絡げにした話でいうと、その放置具合と比べるとすごく大きな違いだ。

    例えばスペイン語の授業だと、教科書と連携しているオンラインサイトの課題が一週間おきに迫ってくる。テスト(小テストのことをQuizという)もちょこちょこあるので自習は欠かせず。日本の「二外」というと必修だから取るものの、その後さっぱり使いものにならないという結果になりがちだけど、そういうおざなりなスタンスではとても乗り越えられる課題量ではない。
    英作文では毎回文字通りエッセイを書くし、ビジネス(起業入門)では分厚い教科書の1章分を読んでいくつかの質問に答えるということを週に2回の授業毎に求めらる。
    加えて絵画の授業も、カルチャー教室(行ったことないので想像)のような緩い雰囲気ではなく「来週までに円柱形のもの(ワインボトルとかペットボトル)を10個スケッチ」だとか…。じゅ、じゅっこ?

    課題が多いということは、先生もその分添削だのチェックだのする義務ができるわけで、学生・先生双方の授業へのコミット具合は一般的な日本の大学のそれと比較にならないと感じた。

    日本の大学時代のインプット・アウトプットの比率を9:1だとしたら、アメリカの場合は5:5だと思うという話を夫にしたら、彼は日本の大学院は3:7くらいだろうと言っていた。アメリカの院の場合はさらにアウトプットの率が上がるだろうと。
    そのほかに、高校の教師は精神的に成熟していない生徒に社会適応のための土台を教え込む「教育者」としての役割が強い一方、大学になると教授・教員は学問という体系的な知識を学生に伝達する、という意味で全く違う。更に大学院まで行くと自分の考え・仮説・理論を学会という媒介を通して社会に発表することを求められる、というようなことを話した。

    「キャンパスライフ」という言葉から連想する生活がこれほど勉強で埋まっていると、卒業する人の差もすごいことになるのではないかと思う。更にアメリカでは勉強だけできても、勉強以外の活動、例えばボランティアだとかインターンだとかスポーツだとかで実績がないと評価されないという。加えて大学の高い学費を払うためローンを組んだ結果破産してしまう人の急増は社会問題のひとつでもある。色々な意味でアメリカの学生は日本の学生よりシビアな条件下にいる。