アメリカ人の価値観

大学で聴講しているもう一つのクラス、English Composition(英作文)でおもしろいエッセイを読んだ。
元留学生アドバイザーのGary Althenが書いたAmerican Values and Assumptions
彼の著作に収録されているらしい。Google Booksで元の本の電子化を発見↓ p.3からのエッセイです。

American ways: a guide for foreigners in the United States

このエッセイで彼は、アメリカ社会における価値観はひとつひとつ独立して成り立っているわけではなく、互いに重なり合って存在していると書く。よく言われるアメリカ人の特徴は個人主義、カジュアルさ、直接などだが、これらは全てひとつの親元から生まれるということがこのエッセイを読んで私はよくわかった。こちらに来てからなんとなく感じてたものが線でつながってすっきりした。
アメリカ人の価値観の親はやはり「Individualism」個人主義です。

アメリカ人の特徴として挙げられていた例:

  • 子供のときから自立性を重んじられる。例)3才児。手持ちお小遣いを使って今アイスを食べるか、我慢しておもちゃを買うか、親が判断を委ねる
  • 群衆から際立つヒーローを褒めたたえる。例)Chales Lindbergh(大西洋無着陸飛行を達成)、Amelia Earhart(大西洋を一人で横断した初の女性)、Tiger Woods
  • 両親に対しての尊敬心は薄い。両親から産まれたのは”過去に起こった、生物学的な事故”なので成人したら親子間の関係は緩まる。
  • 21歳以上で親と同居するのはあまりよく見られない。自分の住まい代を払うのが独立心・自立心・責任感の表れである。
  • 尊敬から出る行為でも、特別扱いされることを快く感じない。全ての人が同じような待遇を受けるべきと考えている。例)リベラルアートの学長。ショートパンツにTシャツ、教室間を走りまわっている写真がパンフレットに掲載。例2)ブッシュ元大統領。ジョギングの格好で写真を撮られることを好んだ。
  • 効率性を重んじる。To doリストで管理する人は崇拝される。
  • 達成感を求めるので、他国文化の人からはいつもエンジンがかかりっぱなしで辛抱強くなく衝動的だと思われている。
  • 目標を達成し、よく働き、その分たくさんのモノを得ることが成功の証だと教育されている。
  • 就いている仕事によってその人を判断する傾向がある。
  • 基本的にアジア人と比べて感情を露わにするが、話題が極度にデリケートであったり、それほど親しくない関係である場合はその限りではない。

  • 個人主義を親として繋がるさまざまな価値観は全て繋がっている。↓

    あくまで一般論の話だが、改めて表に出る行動と重ねて読むと十分理解できる話だなと思う。目標意識を持って成功を追い求める、ハングリーなアメリカ人というイメージはぴったり合う。

    一点、Assertiveについての記述が、勝間和代さんの本で自分が理解していた意味とちょっと食い違ってた。私の理解では、アサーティブとは唯々諾々と相手に従うのではなく、相手も自分も犠牲にならないような解決策をみつけようとする態度で押しが強いというイメージではなかった。

    The word assertive is the adjective Americans commonly use to describe the person who plainly and directly expresses feelings and requests. (中略)What Americans consider assertive is, however, often judged as aggresive by some non-Americans and sometimes by Americans – if the person reffered to is a woman.

    アサーティブとは、アメリカ人がよく「感情や要求をはっきり・直接的に示す人」のことを表す形容詞である。(中略)アメリカ人がアサーティブとみなす場合、それが特に女性の場合には、非アメリカ人・また時にはアメリカ人からも「押しが強い」とみなされる。

    とりわけ女性の場合に使うと押しが強いという意味とは…。褒め言葉には微妙らしい。

    2件のコメント

    1. Cmoyleoさん、今晩は。

      私の息子は、小.6と中.2でアメリカに来ました。こちらの中学校(現地校)の時に、先生と面談がありました。その時に先生が、息子に向かって”Do you want to be a money oriented person?”と聞いていたのには、考えさせられました。

      親ではなく子供に対して、どんな人間になりたいのか?と問う”個”の主義、それから、経済面追求以外の生き方もあるアメリカ社会—この質問の裏を読むと、そう考えざるを得ません—–の事でした。

      それから十余年、この価値観には驚かなくなりましたが、私の家族の内情は、やはり日本を捨てきれず、少し親子寄り添った日米折衷といったところですね。

      1. いちろうさん、
        コメントありがとうございます。こんばんは。
        お子さんがいらっしゃるとアメリカの教育方針がよく見えておもしろいですね。
        奇しくも今日オバマ大統領が教育について演説していました。

        >私の家族の内情は、やはり日本を捨てきれず、少し親子寄り添った日米折衷といったところですね。
        私も20年数年日本が苗床だったわけで、完全にアメリカ色には染まる気もなけば自分が染まれるとも思いません。
        日本の文化は大好きなので、お互いのいいとこどりをできればいいなと思います。

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