イギリスの映画を観る

近くにある公立図書館はDVDが豊富。比較的最近の映画も揃っていたりするのでほくほくと借りています。日本にいるときはTSUTAYAにしろ映画館にしろ映画はお金を出して観るものだったのでこうして公共サービスで利用できるのがうれしい♪

私はイギリスの女性作家Jane Austin(wiki:ジェーン・オースティン)が大好きなので、彼女が描いた18C後半が舞台のイギリス映画は大好物。
一時期そればかり観ていたのでそのまとめ。

よく言われるようにイギリス英語はここアメリカの英語、それも南部の英語と全く別物。
発音も語彙も表現の仕方も異なるので、普段ハリウッド映画を観る以上に英語が分からない。それでもこの時代が好きなので観るのである。DVDなのをいいことに字幕を付けて何度も一時停止しては単語を調べるという手間をかけて…。「知りたい」という欲望はすごい。

ジョン・グレニスター
アイ・ヴィ・シー
発売日:2001-03-25

1972年Doran Godwin主演、ドラマで全6話。何度も映像化していて、最近でも2010年に映画化されている。
1話45分の全6話なので、オースティン得意の人間観察の妙をたっぷり堪能。
エルトン夫人という登場人物の人間の浅さがあからさま過ぎておもしろい。このころのイギリスにもこういう自分が中心にならないと気が済まない人っていたのだろうか。いやいたんだろうが。
hideous, vexatious, vain, odious, overweening, underbred, affectation, vulgar, remiss…
これ全部エルトン夫妻のつまらない人格ぶりを表すのに出てきた語彙。いつも落ち着いてわきまえていて必要以上に自分の意見を口に出さないエマがエルトン夫妻について言及するときにはボロボロにけなしてて正直で小気味よい。
それにしても主演のDoran Godwinのくせ毛具合が不思議で仕方なかった。生え際だけくるんくるん…。オースティン得意の、とりわけ美人というわけでもないけどチャーミングで聡明、という女性像にはぴったりだったが。

Adrian Shergold
BBC Warner
発売日:2008-01-15

「Persuasion」説得、という意味で、「他人からの説得によって一度は自分の決意を翻したヒロインが…」という話。控え目で誠実というオースティンとしては珍しい属性タイプのヒロインだったが、これはこれでしっくりと物語にはまっている感じがした。Bathの街並みを走り抜けるヒロイン、ここがクライマックスでしょうという見せ場。肌が抜けるように白く伏せた瞼が憂いを含んでいる…この女優さん美しすぎる。 
 
オースティン真骨頂の「高慢と偏見」はもちろんリストから外せない。言うまでもなくブリジット・ジョーンズの元ネタである。コリン・ファースがダーシーを演じている、いうなればオリジナル版を観たいけれども2カ月間ずっと貸出されている…!
いつか晴れた日に [DVD] プライドと偏見 [DVD] Pride & Prejudice (1995) (2pc) (Spec) [DVD] [Import] 

 
そしてこれが表紙にノックアウトされて借りた「The way we live now」というドラマ。リンクが見つからないので画像だけ。どうにもこのジャケットには惹かれるでしょう。こ、この女の人、なに?小さいのにこの存在感。キーパーソン?なのは間違いないけれど、…み、観たい!!

 私は初めて知ったのだがAnthony Trollope(アンソニー・トロロープ)という作家の超有名小説のドラマ化だった。1875年の初版で、これは2001年に映像化されたもの。すごくツボな話だった。

舞台はビクトリア期のロンドン上流社会。資金力にものをいわせて成り上がろうとするユダヤ人実業家を中心に、嫉妬、自尊心、見栄、浅はかさ、虚栄心などが観ていて痛々しくなるくらいつぶさに描写されている。痛烈な皮肉を幾重にも感じるけれどもどうにも憎めない人々の姿。時代は違えどもこれが人間だ…。

↓元になった小説。翻訳されてないのが残念。難しいとは思うけど読んでみようかな。
The Way We Live Now (Oxford World's Classics)
The Way We Live Now (Oxford World’s Classics)

2件のコメント

  1. ご存知かと思いますが、「高慢と偏見」は去年くらいに、オリジナルの物語の中にゾンビもののストーリーをマッシュアップするという手法でその名も「Pride and Prejudice and Zombies」という本が出てベストセラーになりましたね。あまりのアホさに爆笑しました。未読でしたら是非。

    確か二匹目の泥鰌を狙って「Sense and Sensibility and Sea Monsters」という、こちらは大ダコか何かが出るのもありましたが、こちらは前作ほどは売れなかったような・・・。

    ・・・変なこと書き込んですみません。

    1. twitettaさん、コメントありがとうございます。
      その本、見たことあります!エリザベスらしき女性がホーンテッドマンションの亡霊みたいになってる表紙ですよね。「なんじゃこら」と思ってあらすじを見たもののパクリなのかコメディなのか内容がよく分からず、元々見なかったことにした本ですw
      ベストセラーになってたとは…オースティン、アメリカでも相当人気あるんですね~。
      >変なこと書き込んですみません。
      いえ、こういう内容大歓迎です!サウスパークといい、キリスト教原理主義といい、アメリカの一面をたくさん教えて頂いています。感謝です。

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