写真

アメリカでフォトブックを作る

日本から帰ってきてあっという間に2カ月。
当初の予定だった一か月の滞在を二週間延長し、心行くまで食べ尽くして日本の夏をエンジョイしてテネシーに戻って来た。
やっぱり故郷はよい。

戻ってきてからも割に色々と動いていた方だと思うが全然記録を書いてなかった。
臨床心理をやってる友達からも、記録することは心理的にもとてもいいと聞いたので、できればこのブログももっと更新したいものだ。
「アメリカでナニしてたの?」「えっ…」ってなっちゃうもんね。

今月オーダーしたフォトブックの話。

日本でフォトブックというとPhotobackが圧倒的にスタイリッシュで人気だと思っているが、アメリカでも似たようなフォトブック制作会社がないかとずっと調べていた。
国際郵便にも対応して便利になったPhotobackは私も大好きでA5版のLifeを過去3回ほど作っているのだが、質がいい分いかんせん高い。
ちょっと色気を出して6色印刷にしたりすると1冊辺り4000円になってしまったりして、そう気軽に頼めない。

わざわざ郵送してもらうのも、ということでそれではアメリカのフォトブックはというと、スクラップブッキングの影響なのか、デフォルトの背景画像がどうもうるさくてハロウィンの写真にはSupernatural!とかAutumn Feast!とかイタリックで書いてあるようなイメージ。(いやそういうのいらないからと思ってしまう私なので趣味の問題です)
あとは厚紙表紙のくりぬきでどうも野暮ったかったり(Picaboo)デコレーションもべたべたと派手なものがほとんどで(ShutterflySmilebooks)、シンプルスッキリ写真が活きるPhotobackのようなレイアウトの本が作れる、そして日本語テキストも対応しているという会社は中々見つからなかった。

でも見つけたよ、Blurb

ここは超おすすめ!
なんでかっていうとレイアウトの自由度が高く、そしてBookSmartというソフトに限り日本語テキストも対応しているから。
おまけにページ数の規定がPhotobackのようにないので、限られたページ数に入るよう写真を選ぶ、のでなく、好きなだけ写真を盛り込めて後から恵ページ数を決定できる。
そしてこのスタイリッシュさを見てくださいよ…。
Blurb – Book Ideas
これだよこれ!求めていたセンスはこっちの方向!

値段も低くて、というか同じ大きさのフォトブックでも表紙の種類(ソフトカバーかハードカバーか)によって数ドル差があるのだがそのレンジが幅広いのでお求めやすいです。(人に配ったり何冊も注文したいときはソフトカバーで、一冊自分用の場合はハードカバーでと使い分けられるので)
Blurbで本を作る方法はいくつかあるのだが、ダウンロードする必要のないBookifyとダウンロードして使うBookSmartが主なものかと。
ただBookifyは日本語対応してません。
日本語OKのBookSmartはBlurbの出してるソフトウェアなので(無料)ダウンロード、インストールする必要があります。

BookSmart起動画面

使い勝手はかなり直観的でなんとなくいじってるうちにできるようになる、という感じです。
私はこの秋の旅行をまとめたフォトブックをBlurbで2冊40Pのものを作りましたが送料を入れても一冊$13ちょっととかなりリーズナブルにできました。
Text Weight Paperだったけれどもかなり綺麗に印刷されており、十分満足のいく出来。

日本にはPhotoback様がいるのであまり意味はないかもしれないけど、一応日本への発送も対応してて、1冊につき一番遅い発送プランで$17ちょっと。高いですね。
ということでPhotoback好きな人でアメリカでフォトブックを作るならぜひBlurbを!という回し者みたいなポストでした。

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手作りのカメラで

あまりに更新してなかったので親に「大学はいつ始まるの?」と聞かれました。すみませんとっくに始まって一か月以上経ってます。
さて、今学期も3つの授業を取って聴講を続けてます。Spring Semester(春学期)は1月最終週から5月初旬まで。3月に入ってから気候もすっかり春めいてきて、今月半ばのスプリング・ブレイクという一週間の連休をみな心待ちにしている今日この頃です。

今学期からIntroduction to Photography(写真入門)という授業を取り始めました。デジタル一眼レフカメラを初めて買ってからもうすぐ二年が経とうとしているにも関わらず、カメラの性能と自分のリテラシーのギャップにジレンマを抱いていたので、「そのうちやりたいな」リストの一つであった「カメラの仕組みを理解する」を消化しようと思って始めました。
この授業は、デジタルカメラではなく、SLR(single lens reflex)カメラと呼ばれるマニュアルの一眼レフが主役です。白黒写真がメインで、写真の仕組み、暗室での現像を習い、最後の方でデジタルも少しやるみたいです。

クラスで一番最初にやったのは、「カメラを作る」こと。黒い発泡スチロールのボードを数百円で買ってきて組み立てたのがこれ↓
「なんだこれ?」って感じですよね。私は最初に先生がこれを持ってきて「カメラ」と言ったとき、あまりに意味がわからず挙動不審になりました。自分の英語の問題なのかと。

しかし、これが最も原始的なカメラ、ピンホールカメラなのです。
ピンホールカメラ – Wikipedia

この黒い箱は、カバーを外すと中に仕切りがされており、ここに印画紙を入れて使います。カバーの面に薄手のアルミ板を取りつけ、ここに針の先で小さな穴を開けてあります。普通のカメラのレンズの代わりに、この穴でもってイメージを紙に焼き付けるのです。
印画紙は光に反応して黒くなってしまう(感光)ので、屋外でしばらくじっとした後は非常に注意して暗室に持ち込みます。

そしてこれが私の初めてのピンホール写真。

手に持って撮ったのでぶれぶれですね。これが1分30秒の露出です。端に写っている白いものは印画紙を押さえるための仕切りが大きすぎたものです。

これが少し慣れてきた頃の写真。なかなかどうして芸術的じゃありませんか。
このカメラで撮るとこのように、白いものが黒く、黒いものが白く写る写真ができ、これをネガティブ・プリントと呼びます。

上のネガティブ写真をポジティブ写真にしたものがこちら。

元のネガティブ写真の下に新しい印画紙を置き、上から光をあてることで初めて通常の白黒写真であるポジティブ・プリントができるというわけです。

そしてこれが一番いい出来だったのではないか、と思える一枚。

地味。